2010年02月27日

『竜馬がゆく』8



武力倒幕を目指す薩長を中心とする勢力に対し、
竜馬はあくまで血を流さずに政権交代を行う大政奉還
進めようとする。

どのような結末を迎えるのか?

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海援隊を指揮する坂本竜馬と陸援隊を指揮する中岡慎太郎。
武力倒幕を主張する中岡に大政奉還を説く竜馬。
中岡は竜馬の説に同意する。

一方、倒幕の準備は着々と進んでいるが、竜馬の奔走により
何とか大政奉還の方向へ持っていくことができた。
あとは将軍慶喜の決断次第。

そして運命の日。
各藩の重臣が二条城に集められた。
将軍の「お言葉」が回覧され、そこには「政権を朝廷に帰し奉り
・・・」と書かれていた。
これにより260年続いた徳川幕府は政権を返上したのであった。

慶応3年11月15日。
竜馬と中岡は近江屋で会談していたところ、十津川郷士を名乗る
者に踏み込まれ、暗殺されてしまった。

暗殺犯については謎がある。
当時は新撰組が疑われ、徹底的に粛清された。
現在でも複数の説があるが、京都見廻組による暗殺という見方が
有力のようだ。

司馬遼太郎は、「事をなす人物の条件とは何か?」がこの物語の
主題と記述している。
明確な答えは述べられていないが、筆者が記述した竜馬像が
その答えなのであろう。
竜馬は「事をなすために生きている」といったようなことを
述べていたらしい。
「人生において何をなすべきか」。
これを明確に持っている人とそうでない人は、生き方に相当の
差があるであろう。

竜馬の言葉として記述されていた「役人になるために幕府を倒す
のではない」「幕府を倒した後は政府の要職にはつかず世界の
海援隊をやる」などは魅力ある竜馬像を映し出している。

事実かどうかは疑問だが、筆者は「当時、日本人としての思考を
持っていたのは竜馬だけだ」「幕府を倒した後の国家観を
持っていたのは竜馬だけだ」といったような趣旨の文章を記述
している。
これも竜馬の魅力を映し出している。

「竜馬がゆく」があまりにも名作であるため、
司馬遼太郎による竜馬像が固定化され、竜馬を描こうとする
作家は長い間現れなかった。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、福山雅治が演じる竜馬は違った
ものになるであろう。
既に大器の片鱗を見せているが、どんな竜馬に成長するのか
楽しみである。

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参考書籍

龍馬伝 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)


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posted by yamataka at 16:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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